ヘボ追いの父に聞いた「ヘボの餌」

ヘボの餌

普段のヘボのエサ

ヘボを山から6月に取ってきて、大きく育てた巣を収穫できるのは10月。
ここから4~5か月間餌を与え続けます。

おすすめは、「鶏の肝」だそうです。

5つの巣に対して毎日3羽分の肝をあげています。鶏の肝を選んで切るのは、よく食べきってくれるからだそうです。

また、「砂糖水」もあげています。ザラメを水で溶かしたものです。下の写真のように、ヒノキの葉っぱも一緒に入れます。葉っぱは、ヘボが溺れるのを防止するためだそうです。

砂糖水

収穫前は特別な餌をあげます

収穫1週間くらい前は、「鶏肉のミンチ」を上げます。

収穫直前まで肝をあげてしまうと、肝の臭みがヘボの幼虫に移ってしまうからだそうです。

なので、収穫前は「鶏肉のミンチ」。鹿の肉もいいそうですが、我が家の周りには、あまり鹿が出ないので、値段が安く、臭みのない鶏肉のミンチをあげています。

【おまけの小話】オニヤンマは500円、カエルは100円

「500円だったね(笑)」
オニヤンマを見ながら、姉が呟いた。

「そうそう。カエルは100円(笑)」と私。

小学生の時、私たち姉妹のお小遣い稼ぎは、オニヤンマとカエルを捕まえることでした。
なぜそれがお金になるかというと、ヘボの餌になるからです。

毎日お肉を買っていたら、けっこうな出費になりますから、
カエルやオニヤンマがありがたいということです。
新鮮ですしね。

オニヤンマは飛べない程度に弱らせ、巣の前に置きます。
カエルは、皮をペロンと脱がし、お肉と同様吊るします。
あまり想像しないほうがいいです。

以上、小話でした。